Table of Contents
開催レポート
「コロナ禍で様々な制限を受ける中だからこそ、あらためて地域の課題に目を向け、鎌倉の持っている資源(人や経験や技術)をフルに使って地域の活性化や課題の解決につなげたい。そんな地域との関わりを求める人、関わりを始めたい人を集め、つなぐ場を作ります」このイベントは、県と鎌倉市、中間支援組織である鎌倉市市民活動センター運営会議が連携して、企業・NPO・大学などを仲介し、マッチングにつながる機会を提供することを目的として開催されました。
1.鎌倉の「私」の課題と地域のつながり
① 学校法人徳洲会 湘南鎌倉医療大学 前田 広 氏
令和2年4月に開学した湘南鎌倉医療大学の紹介と、学生向けポータルサイト、学内掲示板、学生相談等を通じた、ボランティア情報提供についてお話いただきました。例えば、保育園や特別支援学級等の子どもたちと学生との遊びやイベントの企画、大学の教員による健康教室等、協働連携できることがあればご提案をいただきたい、とのお話でした。
② 株式会社良品計画 MUJI com ホテルメトロポリタン鎌倉 永尾 亮 氏
良品計画が取り組む「土着化」(店舗が商品を販売するだけではなく、地域社会で役に立つことを地元の人たちと一緒に実践する取組み)について、また鎌倉の地元の方と鎌倉へ来る観光客がお互いを知り、交流する場を作りたい、という今後の取組みへの思い等について、お話しいただきました。
③ 学生団体 NEW COLUMBUS 増田 航大 氏
鎌倉で活動したい学生のためのコミュニティプラットフォーム(居場所)にしたいという団体設立の思いや、地域清掃と宝探しを組み合わせたイベント・地域の年配の方にスマホを教える活動・他の団体と横でつながり、情報発信して一緒に地域の課題解決をしていく等の活動・企画について、お話しいただきました。
2.ブレイクアウトミーティング
Zoomのブレイクアウトルームの機能を用いて、事例発表した3団体の講師をそれぞれ核として3グループ(1グループ6~8名)に分かれてグループディスカッションをしました。グループのメンバーは変えずに約20分×2回実施し、1回目は参加者の自己紹介と紹介された事例に対する質問を中心に、2回目は、参加者から講師に対する協働提案や自組織のできること、協働したいことを発表し、参加者同士の協働連携の可能性を探るなど、活発な議論が交わされました。短時間の議論でしたが、具体的に実施できそうな協働連携のアイデアが複数生まれました。
3.マッチングのシェア・まとめ
ブレイクアウトミーティング終了後、それぞれ各グループで出た協働連携のアイデア等の話題や感想について、グループファシリテーター3名にそれぞれ発表していただき、全体で共有しました。
4.交流会
全体をいったん終了したあと、約30分間、Zoomのミーティングルームを開放して、講師、ファシリテーター、希望する参加者がオンライン上に残り、グループを超えたフリートークのオンライン交流会を実施しました。 参加者は、Zoomのチャット機能を用いて自組織のメールアドレス等連絡先を交換したり、講師・他の参加者への質問や参加者同士の情報交換等、オンラインで交流を深めました。
募集要項(終了しました)
日時 | 令和3年3月14日(日) 13:30~15:30 |
会場 | Zoomによるオンライン開催 |
対象 | 地域課題を解決するためのパートナーを探している市民活動団体の方 NPOの取組みや地域貢献活動など地域との関わりに関心のある企業・学校関係者 地域を活性化することに関心のある自治・町内会の方、など |
申込み | 下記申込用紙をNPOセンターまでメール送付下さい |
参加費 | 無料 |
定員 | 25名(先着順・原則としてインターネット接続ができる方) |
主催 | 神奈川県 NPO法人鎌倉市市民活動センター運営会議 |
協力 | 鎌倉市、The Sunrise鎌倉 |