ナガミヒナゲシの茎や葉には、かぶれやただれを起こす植物毒が含まれています。
最近外来植物ナガミヒナゲシが鎌倉市内でも道ばたや空き地などで急速な広がりを見せています。4月から6月にはポピーに似たオレンジ色のかわいい花が咲きますが、種ができる前に駆除するのがベストです。
「ナガミヒナゲシ」は、ヨーロッパ地中海沿岸を原産とする一年草です。1株に100個程度の実をつけ、1つの実には1600粒程度の種が入っています。環境省が指定する「特定外来生物」や「生態系被害防止外来種」には該当しませんが、繁殖力が強いため、周囲に生息する植物に悪影響を及ぼすおそれがあります。また、茎や葉には、植物毒である「アルカロイド」が含まれており、皮膚が弱い人は、かぶれやただれを起こす危険がありますので、素手で触らないように注意をしてください。
【駆除する時の注意点】
・花が咲き実が未熟な時期の4月頃までに駆除するのが最適です。
・折れた茎から出る駅で皮膚がかぶれることがあるので、作業する時は長袖と作業手袋を着用し、根っこから引き抜くようにしましょう。
・ビニール袋に入れ、口を縛り、燃やすごみの日に出してください。