認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らすため。

団体情報

URL(HP)http://kamakuraninchishou.com/
連絡先
設立年2011年
正会員数80人
団体種類一般社団法人

活動目的

一般社団法人かまくら認知症ネットワークは、介護医療の専門職から認知症の当事者家族、市民へとつながるネットワークです。認知症の支援を通じて地域のネットワーク(つながり)を作り、「認知症でも大丈夫な鎌倉市を作る」ことを目的にしています。

活動内容

主な活動:認知症の人の本人カフェと散歩の会(年8回開催)、市民や家族、専門職が参加する認知症講座の開催、9月21日の世界アルツハイマーデーには大船観音オレンジライトアップを見る夕べを企画、会報の発行やホームページで情報発信をしています。

団体PR

2020年、認知症の人と支援者のフォークデュオ「ヒデ2」の活動が「認知症とともに生きるまち大賞」を受賞しています。また2021年、かまくら散歩などの活動が評価され日本認知症ケア学会「読売認知症ケア賞・実践ケア賞」を受賞しています。

過去5年受賞歴など

2020年…認知症の人と支援者のフォークデュオ「ヒデ2」の活動が「認知症とともに生きるまち大賞」を受賞
2021年…日本認知症ケア学会「読売認知症ケア賞・実践ケア賞」を受賞 

2023年度活動報告

会報発行(3回)、認知症の本人カフェと散歩の会開催(5回)、オンライン認知症家族カフェ(5回)、家族のためのわかりやすい認知症講座開催(5回)、若年性認知症支援相談会開催(2回)、若年性認知症講演会開催、世界アルツハイマーデー大船観音のオレンジライトアップをみる夕べ開催

紹介記事

2020 年 NHK 厚生文化事業団「認知症とともに生きるまち大賞」を受賞しました。

歩く認知症カフェ 「第44回かまくら散歩」の動画をご覧ください。


【鎌倉パートナーズ 97号(2020年12月発行)より】

認知症とともに生きるまちを創ろう!

 一般社団法人かまくら認知症ネットワークは、介護医療の専門職から認知症の当事者家族、市民へとつながるネットワークです。
今年度正会員92名のうち5割が介護医療の専門職、3割が当事者家族、2割が市民といった会員構成になっています。

 主な活動としては、認知症の人や家族の散歩の会である「かまくら散歩」(年4回)、若年性認知症の本人と家族のサロン「若年性認知症ほっとサロン」(年6回)などの社会参加を支援する活動、認知症の診断を受けた本人が発信する講演会「認知症について認知症の人から学ぼう!」(年1回)を開催しています。また2019年には認知症啓発のランニングイベントである「RUNTOMO+かまくら」の事務局を務め、鎌倉市内の当事者家族と施設関係者をつなぐ役割を担っています。音楽やアートを通じた当事者家族支援の展開も行っており、演奏会に複数の当事者や子供が参加しています。


 他の地域とのネットワーク作りにも取り組んでいます。神奈川県内の認知症の支援者や当事者に呼びかけて、静岡県富士宮市で行なわれている「Dシリーズ・全日本認知症ソフトボール大会」に参加し、神奈川県大会の開催事務局として認知症の方の社会参加を促進してきました。

 今年、「認知症とともに生きるまち大賞」を受賞させて頂いた『「ヒデ2」とその仲間たち』はそれらの活動の集大成であると言えるでしょう。「ヒデ2」は、若年性認知症の人と私が2017年に結成したフォークデュオの活動です。これまで100回を超えるライブや講演会で歌ってきました。


 また、かまくら認知症ネットワークの事務所のある鎌倉市今泉台では、私が運営するデイサービスの活動もあり、認知症のある人が地域住民と自然に交流したり、地域活動に参加したりする姿が見られます。高齢化した住宅地の住民が認知症を自然なこととして受け入れ、暮しているこのような姿が鎌倉市内全体へと広まっていくことを願っています。(かまくら認知症ネットワーク広報担当)